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英ダービー2018 気になる出走馬の詳細は?

 

各国で行われているクラシックレースの発祥の地として知られるイギリス。もともとは優れた繁殖牝馬、種牡馬の選定競走として制定されたクラシックですが、3歳馬しか出走できないということで権威あるタイトルとして各国に知れ渡りました。もちろん、競馬本国のイギリスでもそれは同様で、まもなく英ダービーが開催されます。

 

今年の英ダービーは6月2日(土)の16時30分(日本時間:6月3日(日)24時30分)にエプソム競馬場の芝コース2410mで開催。牡馬クラシック2冠目として知られ、すべての国のダービーの模範となっています。

 

そもそも英ダービーが始まったのは1780年。なんと英オークスを模範としてのものでした。優れた繁殖牝馬を選定しようという動きからクラシックが始まったように当時のイギリスでは牡馬よりも牝馬の方が重きを置かれていたことがこれでわかります。

 

そして“ダービー”という名前の由来になったのはなんとコイントス。創始者となったダービー伯爵とバンベリー準男爵とでどっちの名をつけるかということをコイントスで決めたというのが定説となっています。実は当初はダービーではなく、バンベリーという名にしようとしたのですが、当のバンベリー準男爵が片田舎であるエプソムのレースに自身の名がつけられるのが嫌で、コイントスによる決定方法を選択したという逸話があります。

 

さてその英ダービー、実は創設当時は1600mとかなり短いものでした。それから時を経て現在の2410mに替わりますが、10m中途半端についているのは91年に行った再計測から。当時は2400mとしていましたが、ちゃんと図りなおすとなんと10mも違ったことが判明し、翌92年から2410mという表記に替わりました。

 

ちなみに英ダービーが“2410m”で行われるようになったのは1872年から。つまり約120年以上も正確な距離で発表されていなかったことになります。このあたりのおおらかさが日本とは大きな違いと言えるでしょう。

 

なお、英ダービーは深い分、逸話が数多くあり、中でも有名なのがウィンストン・チャーチルの「ダービーを勝つことは、一国の宰相になるより難しい」と語ったとされるもの。あまりに有名なエピソードではありますが、実はこれは後世の創作話。でも、長らく信じ込まれていた点がダービーを制することの難しさを証明することになります。それ故に世界各国のホースマンが自国のダービーを目指すのは当然とも言えるでしょう。

 

そんな英ダービー、歴代の勝ち馬を振り返ると豪華絢爛という言葉がピッタリなほどのスターホースの連続。日本になじみの深い馬で言うと1970年にこのレースを制したニジンスキーが挙がるでしょう。名種牡馬ノーザンダンサーの代表産駒としても知られるニジンスキーは現在最後となる英3冠馬としても輝かしい成績を残しましたが、種牡馬としても超一流。日本にも持ち込み馬としてマルゼンスキーがやってきたことで、その名は日本競馬にも燦然と輝いています。

 

さらに翌71年にはミルリーフ、その次の年にはナリタブライアンの祖父、ウオッカの曾祖父に当たるロベルトがこのレースを勝っています。さらには91年〜94年の英ダービー勝ち馬のジェネラス、ドクターデヴィアス、コマンダーインチーフ、エルハーブは皆、日本で種牡馬入りしています。

 

そして英ダービー馬の真打とも言えるのが95年のラムタラ。デビュー2戦目でこのレースを制しただけでなく、キングジョージ、凱旋門賞というビッグレースも制してキャリア4戦で英3冠どころか欧州3冠を達成するという驚異的な戦績を残しました。

 

ちなみにラムタラも現役引退後は日本で種牡馬入りしているように英ダービー馬=日本で種牡馬入りするというルートが今も根強く残っています。近年では2010年の勝ち馬、ワークフォースもその1頭です。

 

日本にやってくる未来の種牡馬がわかるレースだけにどんな馬が出走するか気になりますよね? それではブックメーカーで発表されているオッズとともに注目度の高い出走馬を詳しく見ていきましょう。

 

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今年の英ダービーはダントツの人気馬がいます。そしてその馬は日本の競馬ファンからも熱視線を送られる1頭。その馬の名はサクソンウォリアーです。

 

日本で大活躍しているディープインパクトの地に目を付けたクールモアスタッドがその地を求めたため、2011年の2歳牝馬チャンピオンのメイビーをノーザンファームに送り、そこで生まれたのがサクソンウォリアー。いわゆる外国産馬の扱いで日本からアイルランドへと輸出される形になりました。

 

2歳牝馬チャンピオンメイビーにディープインパクトの血を持つ馬という超良血であるサクソンウォリアーはアイルランドの名門エイダン・オブライエン厩舎に所属するとデビュー戦を楽勝。2戦目のベアフォードSから主戦騎手のライアン・ムーアが手綱を取るようになり、差し切って重賞初制覇。そして3戦目にはイギリスの2歳牡馬チャンピオン決定戦のレーシングポストトロフィーに出走すると、まさかの逃げを見せて3連勝でG1初制覇。無傷の3連勝でのG1制覇で翌年の英ダービー制覇を予感させました。

 

その期待に応えるかのようにサクソンウォリアーは年明け緒戦に出走した英2000ギニーも勝利して、見事にクラシック第一弾を制覇。ちなみにこれは日本の生産馬として史上初の英クラシック制覇として大きく話題になりました。

 

ちなみにサクソンウォリアーが英ダービーを制すれば、ディープインパクトは史上初となる同一年での日英ダービーの制覇を達成。ジョッケクルブ賞(フランスダービー)に出走するスタディオブマンが勝てば、日英仏のダービー制覇という空前絶後の記録を作ることになります。

 

そんなサクソンウォリアーに待ったをかける存在としてはヤングラスカル、ハズアポアー、ローリングライオンらがいますが、そのオッズはいずれも8倍以上。サクソンウォリアーの1強体制は崩れそうもありません。

 

英ダービーは6月2日(土)の16時30分(日本時間:6月3日(日)24時30分)に発走予定。歴史に残る名馬が誕生する一戦だけにぜひ馬券を買ってみたいですね!


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